用語集
ま行
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- マザーファンド
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Mother Fund 複数のファンドの資金を1つのマザーファンド受益証券に集めて運用する形式のこと。この複数のファンドはマザーファンドに対しベビーファンドと呼ばれます。実質的な運用はマザーファンドで行われますが、投資家が購入できる投資信託はベビーファンドです。ベビーファンドの資産規模に関わらず、同一の運用が行えることがマザーファンド形式のメリットです。
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- 目論見書
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株式、社債、投資信託など有価証券の募集または売出しのために投資家に提供することを目的として作成される法定開示資料です。投資信託の場合は運用会社が作成します。投資信託の目論見書には投資信託の運用方針や投資リスクなど投資家が投資の前にあらかじめ知っておく必要のある重要な情報が記載されています。投資家に投資信託を販売する場合には目論見書の事前又は同時交付が義務付けられています。
や行
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- 約定
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約定とは、株式取引などの売買が成立することをいいます。株式取引の場合、注文をしてもそれに応えてくれる投資家がいないと取引が成立しません。買いたい人と売りたい人の条件が合致して、取引が成立した状態を約定といいます。
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- 約定日
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契約・取引の成立した日のことをいいます。お客さまからお申し出いただいた投資信託の申込、解約の「価格」「数量」「代金」の明細が決定します。
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- 有価証券
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広義には財産的価値を有する私権を表象する証券として、狭義には金融商品取引法に定められた証券をあらわします。広義の有価証券には、船荷証券、倉庫証券などの「物財証券」、貨幣、小切手などの「貨幣証券」、株式、債券などの資本証券などです。一方、狭義の有価証券とは金融商品取引法に定義されている国債、地方債、社債、株式、投資信託、貸付信託の受益証券などを言います。
ら行
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- リスク
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投資におけるリスクとは「将来の収益の不確実性」を指します。リスクの大小は、予想される収益のブレが大きいものほどリスクが大きく、収益のブレが小さいものほどリスクが小さいといいます。有価証券の価格変動(収益のブレ)の大きいものをハイリスク、小さいものをローリスクといいます。
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- リターン
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金融商品に投資することにより得ることのできる収益のこと。「インカムゲイン」(配当や利息収入)と「キャピタルゲイン」(値上がり益)に大別できます。つまりリターンとは、「インカムゲイン」と「キャピタルゲイン(もしくはキャピタルロス)」の合計です。しばしばリターンは収益を投資元本で除した収益率(%)で表されます。一般に、リスクの低いものはリターンも低く、リターンの高いものはリスクも高いという関係が成り立ちます。
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- リバランス
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値上がりした銘柄(資産)を売り、値下がりした銘柄(資産)を買うという投資手法に則って、当初構築したポートフォリオを一定期間毎に見直し、当初の構成比率に修正していく運用手法です。ポートフォリオの一部を売却したり、買い増しをすることによって行います。定期的に行う方法や、当初の比率から一定の乖離が生じた場合に随時行う方法があります。また、積立型の投資などニューマネーがある場合は、買い増す資産に重点的に投資することによって漸次リバランスを行う方法もあります。
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- 流動性リスク
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流動性リスクとは、取引高が少なくて、必要な時に思うような価格で売れないリスクのことです。債券であれ株であれ、売買がほとんどされない銘柄、すなわち、流動性の低い銘柄は、必要な時に思うように売れないことがあります。どうしても売りたい場合には、時価よりも大幅に安い値段を提示しなければならないことがあります。債券の場合には満期まで持てば元本が償還されますが、株の場合には償還もないので、流動性リスクの高い銘柄は、その分安い価格で取引されることが多くなります。この価格差を流動性プレミアムといいます。
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- 累積投資
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投資信託の決算日に支払われる分配金を効率的に運用するために、同じファンドを無手数料で自動的に購入する方法をいいます。