ごあいさつ

理事長 森山 和幸

平素は飯田信用金庫をご愛顧たまわり、誠にありがとうございます。心よりお礼申し上げます。

みなさまがたに当金庫の業績をより良くご理解いただくため、今年も「HOTLINE 2018」を作成いたしました。ご高覧いただき、私どもの現在の姿をご賢察いただければ幸いです。

さて、平成29年度の日本経済は、政府による景気刺激策の推進等により、雇用・所得環境が改善する中で、前年度に引き続き緩やかな回復基調が継続しました。個人消費につきましては持ち直しが鈍いものの、企業設備投資は回復局面に入るなど、回復基調は今後さらに強まることが期待されます。しかし、米国においては中間選挙を控えてトランプ政権が保護主義的な姿勢を強めていることに加え、国内においても政治情報が混乱を続けており、今後の見通しについては、まだまだ不透明な状況にあります。

一方、当地域の経済情報につきましては、徐々に改善の兆しが見えているものの、都市部や大企業とは違い、まだまだ厳しい状況が続いております。しかしながら、2027年のリニア中央新幹線開業に向けて工事が本格化するとともに、三遠南信自動車道の工事も着実に進展が見られるなど、今後の当地域発展への期待も高まっております。

このような経済情勢の中、平成29年度は第7次中期経営計画の1年目として、「地域と生きる~新たな決意~」をスローガンに、「お客さまの笑顔のために」、「10年後も輝く信用金庫であるために」、「地域に貢献できる金融のプロであるために」の3項目をテーマとして揚げ、様々な施策に取り組みました。また、中期経営計画の具体化策の一つとして、地域とお客さまに対する支援をさらに強化するため、昨年6月に「地域サポート部」を新設いたしました。

平成29年度の計数目標としましたは、①預金平均残高60億円増加、②貸出金平均残高10億円増加、③当期純利益10億円以上を揚げ取り組みました。目標に対する実績としましては,預金は増加率が鈍化したものの平均残高目標を達成するとともに、貸出金についても重点施策として積極的に取り組んだ結果、平均残高目標を大きく上回り達成することが出来ました。また収益目標につきましても、金利低下に伴う利息収入の減少に加え信用コストが増加するなど厳しい経営環境の中ではありましたが、目標を達成することが出来ました。

なお、平成29年度決算状況の詳細につきましては「HOTLINE 2018」に記載しておりますが、経常利益は前期比3億88百万円減少して24億12百万円となり、当期純利益は前期比3億88百万円減少して15億68百万円となりました。

さて、当金庫は平成30年度事業計画のメインテーマとして「深化と進化~PDCAサイクルの確立~」を揚げました。現在取り組んでいる施策について検証を行うとともに、さらに取り組みを深める「深化」と、高度化を図りながら強力に前進させていく「進化」を、ともに目指して様々な施策に取り組んでまいります。また、今後もマイナス金利政策に伴う低金利状態の継続が見込まれ、金融機関を取り巻く環境は年を追うごとに厳しくなることが予想される中、本業による収益力を強化することが最重要の経営課題として捉え、「営業店収益力の強化」をサブ・テーマとして揚げました。厳しい環境下ではありますが、平成30年度も役員一丸となり様々な課題に積極的に取り組んでまいる所存でございます。

地域のみなさまには、今後とも一層のご支援を賜りますようお願い申し上げ、ごあいさつとさせていただきます。

平成30年7月
飯田信用金庫
理事長 森山 和幸